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直結給水工事について

直結給水工事とは?

直結給水工事とは

直結給水工事とは今まで、水道管から一度受水槽(貯水槽)に水を貯めてから、各階へ水の供給をしていたものを、水道管に建物の給水管を直結して、建物内に直接水を供給できるようにする工事のことを言います。
この工事ができるのは、4階くらいまでの建物に限ります。
水道管と給水管を直結することで、受水槽(貯水槽)が不要になるため、定期的な清掃業務などが不要になりコスト削減になります。

直結給水
用途:受水槽を撤去し、配管工事にて直結給水化。
(現場環境によって工事の不可の場合あり)

  • 受水槽
  • 加圧給水ユニット

5階建て未満のビルやマンション全てで、直結給水工事が可能とは限りません。
コスト削減のつもりが、直結給水にすることで逆にコストがかかってしまう場合もあります。
当社はポンプ全般・貯水槽全般の知識と技術を持っているので、お客様の建物の状況からどの方法が一番いいのかを判断し、ご提案させていただいております。

直結給水工事に関するQ&A

水道局に直結給水を勧められましたが、どのような条件で工事が可能ですか?
現在、一般の戸建(一部ビルも可能)ですと3階までの直結給水(直圧直結給水)が可能です。
条件により、4階以上の直結給水も可能ですが、その場合特例申請という手続きが必要で、水道本管の圧力や建物内の使用している水道設備の確認が必要です。
マンション(共同住宅)ですが、直結給水は可能ですか?
マンションの場合でも戸建の場合と同じく、3階あるいは4階以上も申請をすれば可能な場合があります。
条件としては戸建てより厳しくなり、給水引込口径・部屋数・部屋タイプ(ワンルーム・ファミリールーム等)等の確認を行い一定条件をクリアすれば、直結給水(直圧直結給水)が可能です。
しかし計算上水量や圧力が足らない場合、増圧ブースターポンプによる増圧直結給水方式が可能です
増圧直結給水方式ってなんですか?
部屋数や階高などで水道管直接の水圧や引込口径の問題で直接給水が出来ない場合、配管に増圧ブースターポンプを接続し、給水する方式です。この方式ですと、5階以上の建物でも給水が可能で、貯水槽の清掃などのメンテナンスは不要ですが、ポンプのメンテンス費用というランニングコストが発生します。

よく、給水ポンプが壊れたので、直結給水にしたいとの問い合わせを頂きますが、ほとんどの場合、5階建て以上の直結給水を希望され、直圧方式が出来ず増圧給水方式となり、その費用の高価さで驚かれるお客様が多くおられます。
現在では5階建て以上の場合、ほとんどが増圧方式ですが、非公式ではありますが、将来的には6階位までを直圧直結給水方式にしたい考えがあるようです。
今の内は既設の加圧ポンプが壊れた場合、高価な増圧ポンプに交換するよりも、同様の加圧ポンプに交換され、10年後くらいに6階までの直結給水が認められるのを待っているのも妙案かもしれません。

指定給水装置工事事業者の認定を
2008年12月に受けているので安心してお任せ下さい!

直結工事後は、運用コストがかかりません!
水道管と建物の給水管を直結する工事を行い、
年間の運用コストをゼロにすることができました!

受水槽+加圧給水ポンプによる加圧給水方式を直結給水方式に変更した事例をご案内します。

工事費用 従来の方法 直結工事
加圧給水ポンプ交換工事 70万円 -
直結工事 - 50万円~
運用コスト 従来の方法 直結工事
貯水槽清掃 5万円/年 なし
ポンプ使用時電気代 10万円/年 なし
ポンプメンテナンス費用 5万円/年 なし

直結給水工事による工事費用削減のご提案事例

当初のご依頼内容は加圧給水ポンプの音が最近段々大きくなってきており、交換を考えているとの事でした。
建物の概要は地上4階建て、地下1階の建物で地下1階に受水槽(1.5m×2.0m×1.0m)と加圧給水ポンプを設置し、地下1階~4階(+屋上水栓)に給水していました。

  • 受水槽

    受水槽

  • 加圧給水ユニット

    加圧給水ユニット

現場を調査し、加圧給水ポンプの交換のお見積もりをさせていただきましたが、ポンプの設置年数がかなり経過しており、現行のポンプを交換するとなると配管の改修工事などが必要になってしまう為、その金額は約70万円になってしまいます。しかし、水道管と建物を直結する直結給水方式を採用すると、その費用は50万円で済みます。

最近の建物は増圧ブースターポンプを設置し、タンクレスで各階に給水している給水方式が用いられる場合が多くなっておりますが、状況により増圧ブースターポンプを設置しなくても直接給水管を各階に送る事が可能です(高さ・階数制限はあります)。
お客様は、直結給水方式を採用することにし工事の検討を始めました。4階の上に屋上があり、水栓が一つ設置されている為、水道局と相談し、まず水道局にこの建物への水道圧力の調査を依頼しました。

その結果により、一定圧力が確認できた為、既設給水管の系統図及び給水栓などの資料を添付し、特例直圧給水の申請及び貯水槽水道の廃止届けを申請しました。その過程には何度も水道局担当者との打合せを行ない、現地調査の結果、申請が受理されました。

工事は約3日間(断水は1日)で行ないました。※申請・確認にはかなりの日数が掛かってしまいました。

  • 給水管主管に逆流防止の為の逆止弁を設置

    まずは給水管主管に逆流防止の為の逆止弁を設置

  • 既設揚水管(給水管)に主管からの配管を直接接続

    既設揚水管(給水管)に主管からの配管を直接接続

受水槽と加圧給水ポンプも撤去し、地下が大変広い倉庫となりました。

  • 受水槽と加圧給水ポンプも撤去
  • 地下が大変広い倉庫となりました

加圧給水方式から直結給水方式にする事により、電気代・貯水槽清掃作業費用をゼロにすることができました。
また加圧給水ポンプも必要がなくなったので、このメンテナンス費用、更新費用もゼロとなりました。

地上3~4階建てで比較的規模の小さな受水槽、加圧給水ユニットを設置し給水している場合、直結給水方式が可能な場合があります。そのようなご相談は遠慮なく、弊社までご連絡下さい。

貯水槽清掃のポンプ交換.jp

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  • 一般建設業許可 東京都知事(般-10)第108992号
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